そこで私たちが始めたのは、まずは改めて行うヒアリングでした。その内容は、奥様の生活パターンに始まり、お子様の元気さ・Y様の趣味・車の使用頻度・この家を建てるに至ったきっかけ・想像した新生活…etc。Y様は私たちにたずねました、「外構とどんな関係があるの?」。私たちは「すべてが外構と関係しているのです」とお答えしました。
このヒアリング結果から、お客様は「予算」に心が支配されていて、「考え」が混沌とし、出口が見えなくなっていたように感じました。そして私たちは、Y様の気持ちを「リセット」することから始めました。
竣工の関係で時間がない事もあり、本来なら数回に分けてそうした作業を行うのですが、今回は例外です。
まずは、予算からの開放です。ハウスメーカー初期プランに内容を追加して、すぐ見積をさせていただきました。
(※注 本来こういうやり方は見積精度が悪くなるので行いません)。
その結果、当初予算からマイナス5万で希望通りのものが実現することが判明し、Y様の表情が変わりました。次にそのプランが本当に気に入っているのかどうかの確認作業です。
Y様は「素人でよくわからないので、家にマッチしていれば間違いがないと思う」とのこと。外構は「家にマッチするのは条件であって、本当の目的ではない」ことを説明し、さらにヒアリングを重ねていくうちに、Y様の目的がはっきりとし、私たちにも理解できるところとなりました。
その目的とは「生活変化に対応できる外構」だったのです。さあ、ここからが私たちのプランニング・スタートです。
私たちは目的を持ったテーマの実現に向けてプランニングし、1週間後、Y様に提出。目的を持たせたプランのデザイン一つ一つに含まれた機能を説明し、その結果が、このプランニングなったことが実感して頂くことができ、あとは「考え方」の理解ができたY様にレクチャーすることなどありません、ご自身がプランの変更・削除の作業。私たちは本筋から脱線しないようにお手伝いするのみです。 “made in Y様プラン”の完成です。
外構エクステリア工事が無事完了し、Y様にその空間の恩恵を体感していただけました。Y様は私たちに「感謝の言葉」をくれました。
私たちもまた、自らの方向性が正しかったことを実感しました。いかに常識に囚われず、目的のある外構エクステリア工事を構築するか。
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